ニキビ対策

日本のニキビ対策の実のところ。

では、日本ではいま如何なる対策が行われているのでしょうか。

 

日本では、じつはあまり薬の選択の余地がないのです。

 

数種類の外用薬を中心に抗生物質のような飲み薬を加味し、暮らし習性の改善を指導するのが一般的です外用薬のなかでもっともよく使われているのは、硫黄カンフルローションです。

 

ニキビは角質が厚くなる事から発症しますがこの薬の元成分である硫黄には、表皮の角質を剥離する作用があります。

 

そう記述すると、一見異常角化にはよさそうですが、同じ角質剥離剤でも、欧米のもの(あとで記述するべンゾイルパーオキサイドやレチノイン酸)とは少々作用が異なります。

 

欧米の薬が異常に増殖した角質だけをはがすのに対して硫黄カンフルローションは角質すべてをはがしてしまうのです。

 

それによりかぶれなどの副作用がおきる事があり、ニキビの改善もはかばかしくないのです。

 

硫黄カンフルローションは欧米ではニキビ対策薬とはみなされておらず、反対にその強い刺激性のためにニキビを悪化させる因子だと心積もりられています。

 

硫黄製剤は、「OOOOOO」(アイテム名は特別に伏せます)というアイテム名で市販されていますから、ご存じの方も多々あるでしょう。

 

OOOOOOは欧米にもありますが、日本のOOOOOOとはまったく別ものです。

 

欧米のOOOOOOには硫黄ではなくベンゾイルパーオキサイドが使われおりニキビのところの角質だけを剥離してくれます。

 

それにより同じOOOOOOでも、日本のものと違ってよく効きます。

 

私のクリニックにも、硫黄製剤を使って刺激性接触皮膚炎をおこし、そのうえニキビもひどくしてしまった患者さんが来院される事があります。

 

市販硫黄製剤はニキビを対策するどころか、よけい症状を悪化させてしまうのです。

 

このような患者さんは局所的な乾かす肌をともなっている事が多く、ステロイドは使えません。

 

いまはセラミド配合クリームで改善するようになりましたが、以前は対策に手を焼きました。

 

ニキビの炎症を抑制する薬には、イソプロフェンピコノールという成分が入った外用薬があります。

 

これは、データ上ではニキビの炎症をセーブするといわれていますが、実のところの臨床ではあまり影響は得られていません。

 

私からすればなぜこれがニキビ薬になったのか認識できないほどです。

 

アクネ菌や細菌を食い止める抗菌剤には、ナジフロキサシンという成分の外用薬が用いられています。

 

これは抗生物質様の作用があり、化膿を抑えますから、膿疱の対策にはわりとよい成果が出ますが、初期の面皰には全く成果がなく、欧米の薬と比較して消炎影響は弱いようです。

 

そしてこの薬には、活性酸素を食い止める作用もわずかはあるようです。

 

なお、コスメは医薬品のような効果を期待してはいけませんが、気休め程度でプラシーボ効果を得るには人気です。

 

例えばベルリアンの口コミを見ればたくさんの成果や喜びの声が挙がっています。